医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

オンザスクリュー

NHK「常時同時配信」の行方

2019年1月1日号

 NHKが、テレビ番組のインターネット「常時同時配信」の実施へ大きく舵を切っている。18年11月末にNHKが、20年度までに今年度見込まれる受信料収入(約7060億円)の約4.5%に当たる受信料の値下げを実施する方針を打ち出し、これを受けるかたちで総務省の「有識者会議」が同月30日に、19年度の開始をめざす常時同時配信の実施を承認した。 放送法では、NHKの24時間の番組配信が認められていないため、総務省は19年の通常国会に同法改正案を提出することになる。潤沢な受信料収入があるNHKは、紅白歌合戦や大河ドラマなど多彩なコンテンツを持っている。一方、CM収入で成り立つ民放は「テレビ離れ」が進み、十分な収益が上げられていない。放送界の発展のためには、NHKの肥大化は避けるべきという論議が根強い理由だ。 今回承認された常時同時配信は、電波で流している番組を24...  NHKが、テレビ番組のインターネット「常時同時配信」の実施へ大きく舵を切っている。18年11月末にNHKが、20年度までに今年度見込まれる受信料収入(約7060億円)の約4.5%に当たる受信料の値下げを実施する方針を打ち出し、これを受けるかたちで総務省の「有識者会議」が同月30日に、19年度の開始をめざす常時同時配信の実施を承認した。 放送法では、NHKの24時間の番組配信が認められていないため、総務省は19年の通常国会に同法改正案を提出することになる。潤沢な受信料収入があるNHKは、紅白歌合戦や大河ドラマなど多彩なコンテンツを持っている。一方、CM収入で成り立つ民放は「テレビ離れ」が進み、十分な収益が上げられていない。放送界の発展のためには、NHKの肥大化は避けるべきという論議が根強い理由だ。 今回承認された常時同時配信は、電波で流している番組を24時

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence