医薬経済オンライン

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「妊婦加算」と同じ穴の貉は?

芋づる式に“かかりつけ”や後発品標的の可能性も

2019年1月15日号

「診療報酬ってそういうものでしょう」11月末から自民党の厚生労働部会内で「妊婦加算」の見直しが叫ばれ始めた当初、厚労系のベテラン議員は議論を冷ややかに眺めていた。診療報酬に詳しい者ほど、診療に対して積みあがっていく加算は自己負担として患者が支払って当たり前、と考えていた。小泉進次郎氏(左から2番目)ら厚生労働部会幹部 ところが、党内の議論を主導した小泉進次郎厚生労働部会長に「医療の常識」は通用しなかった。18年度診療報酬改定で新設された妊婦加算に対し、「少子化に逆行する」「妊婦税だ」といった世間の批判に後押しされるかたちで、与党は「凍結」を強く要求。施行から1年足らずで、あっという間に事実上の廃止に追い込んだ。 妊婦加算の凍結を決めた12月19日の中央社会保険医療協議会で、幸野庄司委員(健康保険組合連合会理事)は、妊婦加算が“炎上”した理由を「患... 「診療報酬ってそういうものでしょう」11月末から自民党の厚生労働部会内で「妊婦加算」の見直しが叫ばれ始めた当初、厚労系のベテラン議員は議論を冷ややかに眺めていた。診療報酬に詳しい者ほど、診療に対して積みあがっていく加算は自己負担として患者が支払って当たり前、と考えていた。小泉進次郎氏(左から2番目)ら厚生労働部会幹部 ところが、党内の議論を主導した小泉進次郎厚生労働部会長に「医療の常識」は通用しなかった。18年度診療報酬改定で新設された妊婦加算に対し、「少子化に逆行する」「妊婦税だ」といった世間の批判に後押しされるかたちで、与党は「凍結」を強く要求。施行から1年足らずで、あっという間に事実上の廃止に追い込んだ。 妊婦加算の凍結を決めた12月19日の中央社会保険医療協議会で、幸野庄司委員(健康保険組合連合会理事)は、妊婦加算が“炎上”した理由を「患者の

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