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眺望 医薬街道

遺伝子パネル検査でがん治療が本格化

近藤正觀

2019年1月15日号

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は18年12月13日、がんの原因となる遺伝子を調べ、効果の高い薬剤の選択につながる「遺伝子パネル検査システム」を承認した。今春にも保険適用が見込まれ、がんの個別化医療に道筋が開くことになった。 国立がん研究センターとシスメックスはがん遺伝子パネル検査を先進医療Bとして厚労省に申請、18年4月に承認を得た。がん遺伝子パネル検査は治療する薬剤が存在するかどうかを調べるもので、がんセンターの「マルチプレックス遺伝子パネル検査システム」は、NCCオンコパネルによる網羅的遺伝子解析と治療の選択に役立つことが期待されている。治療切除不能または再発の病変を有する原発不明がんや標準療法がない、標準療法が終了している固形がん患者を対象として、多数のがん関連遺伝子の変異、増幅、融合の情報を同時に検査して効果的な治療法を探すものだ。...  厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は18年12月13日、がんの原因となる遺伝子を調べ、効果の高い薬剤の選択につながる「遺伝子パネル検査システム」を承認した。今春にも保険適用が見込まれ、がんの個別化医療に道筋が開くことになった。 国立がん研究センターとシスメックスはがん遺伝子パネル検査を先進医療Bとして厚労省に申請、18年4月に承認を得た。がん遺伝子パネル検査は治療する薬剤が存在するかどうかを調べるもので、がんセンターの「マルチプレックス遺伝子パネル検査システム」は、NCCオンコパネルによる網羅的遺伝子解析と治療の選択に役立つことが期待されている。治療切除不能または再発の病変を有する原発不明がんや標準療法がない、標準療法が終了している固形がん患者を対象として、多数のがん関連遺伝子の変異、増幅、融合の情報を同時に検査して効果的な治療法を探すものだ。先進

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