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審査建言

AGは後発品の「主役」になるか

医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩

2019年1月15日号

 政府は、15年6月に閣議決定した「骨太の方針2015」において、18年度から20年度末までの間のなるべく早い時期に、後発品に係る数量シエアを80%以上にするという目標を設定したその後、20年9月と時期を定めた。この目標に向かって長期収載品叩きと、後発品使用促進策を強力に進めているが、後発品企業にとっては、先行きは必ずしも明るくはないようである。 その大きな原因は、後発品の使用促進策と同時に、薬価の抑え込み策も強化してきているからである。米国などに比べると、日本の後発品の価格、とくに、新規に参入した際の薬価が高過ぎることが問題視され、以前は、先発品価格の70%であったものが、薬価の見直しのたびに切り下げられ、16年度の薬価改定では50%にまで切り下げられた。さらに、同時収載される内用薬後発品の数が10品目を超えた場合には、40%にまで抑えられている。企業再...  政府は、15年6月に閣議決定した「骨太の方針2015」において、18年度から20年度末までの間のなるべく早い時期に、後発品に係る数量シエアを80%以上にするという目標を設定したその後、20年9月と時期を定めた。この目標に向かって長期収載品叩きと、後発品使用促進策を強力に進めているが、後発品企業にとっては、先行きは必ずしも明るくはないようである。 その大きな原因は、後発品の使用促進策と同時に、薬価の抑え込み策も強化してきているからである。米国などに比べると、日本の後発品の価格、とくに、新規に参入した際の薬価が高過ぎることが問題視され、以前は、先発品価格の70%であったものが、薬価の見直しのたびに切り下げられ、16年度の薬価改定では50%にまで切り下げられた。さらに、同時収載される内用薬後発品の数が10品目を超えた場合には、40%にまで抑えられている。企業再編に

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