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エンディングノート

篠原鋭一 僧侶、NPO法人「自殺防止ネットワーク風」代表

第20回

2019年1月15日号

日本は孤立を強いる社会に3度いただいた命尽きるまで僧侶をやり遂げる 以前にベストセラーになった『葉っぱのフレディ』という絵本には、仏教の教えと合致することがわかりやすく書いてあります。1枚の葉っぱ「フレディ」が春に芽吹き、夏には茂って、秋になると紅葉し、冬には散って死を迎えるという話で、葉っぱたちが落ちて死ぬことを「引越しをするときが来た」と表現しているんですよね。「ぼくも引っ越すよ」「それはいつ?」「ぼくのばんがきたらね」という会話は、仏教の「生老病死」と「諸行無常」を表しているのです。 死ぬことを「引越しする」というふうに大らかに受け止めたら、死はもっと穏やかなものになって不安や恐怖から救われるのではないでしょうか。そして、最終的に仏教で示す「涅槃静寂」つまり安穏な心情でいられたら、安楽な死を迎えることができるのです。 よく「あの世... 日本は孤立を強いる社会に3度いただいた命尽きるまで僧侶をやり遂げる 以前にベストセラーになった『葉っぱのフレディ』という絵本には、仏教の教えと合致することがわかりやすく書いてあります。1枚の葉っぱ「フレディ」が春に芽吹き、夏には茂って、秋になると紅葉し、冬には散って死を迎えるという話で、葉っぱたちが落ちて死ぬことを「引越しをするときが来た」と表現しているんですよね。「ぼくも引っ越すよ」「それはいつ?」「ぼくのばんがきたらね」という会話は、仏教の「生老病死」と「諸行無常」を表しているのです。 死ぬことを「引越しする」というふうに大らかに受け止めたら、死はもっと穏やかなものになって不安や恐怖から救われるのではないでしょうか。そして、最終的に仏教で示す「涅槃静寂」つまり安穏な心情でいられたら、安楽な死を迎えることができるのです。 よく「あの世はあ

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