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資金提供情報の公開遅れるアボット

死亡事故の東大循内との関係に注目

ロハス・メディカル編集発行人 川口恭

2019年1月15日号

 日本循環器学会の小室一成代表理事が教授を務める東京大学循環器内科で、最先端医療機器の「MitraClipNTシステム」(マイトラクリップ)を、病状の進みすぎた基準外の患者に使おうとして死亡事故が起きた、と18年12月15日号で書いた。記事では、担当医が患者集めに必死だったことも、お知らせした。 また、同学会で定めたマイトラクリップに関する施設認定基準のフローは、実務をメーカーに丸投げしており利益相反への配慮に欠ける、と同11月15日号で指摘した。 マイトラクリップは欧州でのCEマーク取得が08年、米国食品医薬品局(FDA)の承認が13年と、実績十分の優れた機器であり、適切に使われる限り何の問題もないことは、関係者の一致するところだ。 その一方、小室氏が代表を務める2つの組織が揃って、マイトラクリップに対して適切とは言えない扱いをし、度を越して肩入れ...  日本循環器学会の小室一成代表理事が教授を務める東京大学循環器内科で、最先端医療機器の「MitraClipNTシステム」(マイトラクリップ)を、病状の進みすぎた基準外の患者に使おうとして死亡事故が起きた、と18年12月15日号で書いた。記事では、担当医が患者集めに必死だったことも、お知らせした。 また、同学会で定めたマイトラクリップに関する施設認定基準のフローは、実務をメーカーに丸投げしており利益相反への配慮に欠ける、と同11月15日号で指摘した。 マイトラクリップは欧州でのCEマーク取得が08年、米国食品医薬品局(FDA)の承認が13年と、実績十分の優れた機器であり、適切に使われる限り何の問題もないことは、関係者の一致するところだ。 その一方、小室氏が代表を務める2つの組織が揃って、マイトラクリップに対して適切とは言えない扱いをし、度を越して肩入れして

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