話題の焦点
「かぜに抗菌薬、効果0・01%」
2019年2月1日号
薬剤耐性を助長させてしまう問題行動として〝かぜに抗菌薬〟の慣例的処方が厳しく指摘されている。「日本化療」と「日本感染症」の2学会が、18年2月、診療所の医師を対象に調査、感冒を診断したケースで、患者側の求めに応じ、不本意ながら抗菌薬を全体の6割も処方している実態が注目された。「1万2255回の抗菌処方で、肺炎を予防できたのはただの1回(0・01%)にすぎなかった」との報告がある(メトロポール氏ほか)。 ほかにも「アナフィラキシーショック」が1万分の1、発疹が100分の1、下痢が10分の1などで発症、さらに劇症肝炎とかスティーブンス・ジョンソン症候群などもある。 米国では、抗菌薬の21%がかぜ症候群に無駄に使用されているということで、CDC(疫病予防管理センター)と内科学会が共同で2016年に、抗菌薬の処方禁止に向けたガイドラインを制定した。 日...
薬剤耐性を助長させてしまう問題行動として〝かぜに抗菌薬〟の慣例的処方が厳しく指摘されている。「日本化療」と「日本感染症」の2学会が、18年2月、診療所の医師を対象に調査、感冒を診断したケースで、患者側の求めに応じ、不本意ながら抗菌薬を全体の6割も処方している実態が注目された。「1万2255回の抗菌処方で、肺炎を予防できたのはただの1回(0・01%)にすぎなかった」との報告がある(メトロポール氏ほか)。 ほかにも「アナフィラキシーショック」が1万分の1、発疹が100分の1、下痢が10分の1などで発症、さらに劇症肝炎とかスティーブンス・ジョンソン症候群などもある。 米国では、抗菌薬の21%がかぜ症候群に無駄に使用されているということで、CDC(疫病予防管理センター)と内科学会が共同で2016年に、抗菌薬の処方禁止に向けたガイドラインを制定した。 日本で
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