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OBSERVER

JVO代表幹事(メド・スパーク・コンサルティング代表) 松本明男

2019年2月1日号

課題は人材の投入と経営者の意識――「日本発創薬の事業価値最大化研究会」(JVO)の課題は何でしょう。松本 調査会社やコンサルタントの立場から見ると、国内製薬会社は海外大手と比較したときに、創薬の技術力、マーケット、患者のニーズの洞察が弱い。医薬品の価値を最大化するための人材の投入の仕方、経営者の事業価値評価への意識が薄いのではないかという問題もある。 過去30年を振り返ると生活習慣病はある程度大きなマスマーケットだったが、がんや希少疾患へのモダリティ(治療手段)を技術が掘り起こしてきている。疾患の治療体系を精査し、どの患者がどう困っているのか、投資採算性を得ることができるのか。企業の腕、能力が問われている。 国内企業はグローバル化もキーワード。市場の伸び方が複雑になっている。州によって規制が違う米国、欧州は国によって異なり、アジアは一纏めに... 課題は人材の投入と経営者の意識――「日本発創薬の事業価値最大化研究会」(JVO)の課題は何でしょう。松本 調査会社やコンサルタントの立場から見ると、国内製薬会社は海外大手と比較したときに、創薬の技術力、マーケット、患者のニーズの洞察が弱い。医薬品の価値を最大化するための人材の投入の仕方、経営者の事業価値評価への意識が薄いのではないかという問題もある。 過去30年を振り返ると生活習慣病はある程度大きなマスマーケットだったが、がんや希少疾患へのモダリティ(治療手段)を技術が掘り起こしてきている。疾患の治療体系を精査し、どの患者がどう困っているのか、投資採算性を得ることができるのか。企業の腕、能力が問われている。 国内企業はグローバル化もキーワード。市場の伸び方が複雑になっている。州によって規制が違う米国、欧州は国によって異なり、アジアは一纏めにでき

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