医薬経済オンライン

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前立腺がんPSA検査に「革命」

がん研、偽陽性多発の弱点を克服

ロハス・メディカル編集発行人 川口恭

2019年2月1日号

 がん医療の分野では、血液や尿などの体液を使って診断や治療効果予測を行う「リキッド・バイオプシー」の激しい開発競争が世界的に行われている。そこに日本発の有望技術が登場した。 公益財団がん研究会の植田幸嗣氏(がんプレシジョン医療研究センター・がんオーダーメイド医療開発プロジェクト・プロジェクトリーダー)たちが開発した「PSA G–Index」検査だ。 PSA(前立腺特異抗原)の3文字でピンときた人もいるだろう。調べるのは、前立腺がんの腫瘍マーカーとして用いられる、あれである。これまで必ずしも高くなかったPSA検査の特異度を飛躍的に上げることができるというのだ。 前立腺がんは、世界的に患者数が増え続けており、日本でも年間1万2000人ほどが亡くなる。とはいえ、観察・手術・薬物・放射線と治療の選択肢は多く、しかも多くの場合は比較的ゆっくり進行す...  がん医療の分野では、血液や尿などの体液を使って診断や治療効果予測を行う「リキッド・バイオプシー」の激しい開発競争が世界的に行われている。そこに日本発の有望技術が登場した。 公益財団がん研究会の植田幸嗣氏(がんプレシジョン医療研究センター・がんオーダーメイド医療開発プロジェクト・プロジェクトリーダー)たちが開発した「PSA G–Index」検査だ。 PSA(前立腺特異抗原)の3文字でピンときた人もいるだろう。調べるのは、前立腺がんの腫瘍マーカーとして用いられる、あれである。これまで必ずしも高くなかったPSA検査の特異度を飛躍的に上げることができるというのだ。 前立腺がんは、世界的に患者数が増え続けており、日本でも年間1万2000人ほどが亡くなる。とはいえ、観察・手術・薬物・放射線と治療の選択肢は多く、しかも多くの場合は比較的ゆっくり進行する

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