デジタル化戦略の裏で起きたパワハラ
バイエル薬品、失敗した幹部候補の育成
2019年2月15日号
「後方から私を目撃した同僚によると常時、髪を触りながら怯える姿勢で仕事を行っていたようです。そして、ついに仕事を続けることができなくなってしまいました。恐怖心に駆られ仕事をするような状況が生み出されないことを強く願っています」 1月24日午前、東京地裁の527法廷で、バイエル薬品に所属する女性Aさん(30歳代前半)が意見陳述していた。職場で複数人の同僚から執拗な嫌がらせやいじめを受け、体調を崩し休職に追いやられたという。Aさんは18年11月、バイエル薬品を相手取りパワーハラスメントの被害を訴えて同社に損害賠償を求める訴訟を提起。この日、その裁判の第1回口頭弁論が開かれた。 訴状によるとパワハラのきっかけとなったのが、Aさんが任されていたデジタル関連プロジェクトをめぐる責任問題。プロジェクトの遅れについて、同僚らがしつこく叱責し、泣き始めてもその...
「後方から私を目撃した同僚によると常時、髪を触りながら怯える姿勢で仕事を行っていたようです。そして、ついに仕事を続けることができなくなってしまいました。恐怖心に駆られ仕事をするような状況が生み出されないことを強く願っています」 1月24日午前、東京地裁の527法廷で、バイエル薬品に所属する女性Aさん(30歳代前半)が意見陳述していた。職場で複数人の同僚から執拗な嫌がらせやいじめを受け、体調を崩し休職に追いやられたという。Aさんは18年11月、バイエル薬品を相手取りパワーハラスメントの被害を訴えて同社に損害賠償を求める訴訟を提起。この日、その裁判の第1回口頭弁論が開かれた。 訴状によるとパワハラのきっかけとなったのが、Aさんが任されていたデジタル関連プロジェクトをめぐる責任問題。プロジェクトの遅れについて、同僚らがしつこく叱責し、泣き始めてもその追及
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