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医薬経済気象台

安倍政権の終わりの予兆か

―軽視できない統計問題―

2019年2月15日号

 厚生労働省の毎月勤労統計(毎勤)の不適切調査の発覚から政府の基幹統計の正確性に対して内外から疑念が高まっている。政府統計は正しいとの先入観があり、一時話題になった中国統計の粉飾のようものは、日本では考えられないことだと言われてきた。それだけ日本の政府統計には海外からも高い信頼を得てきた。 だが、毎勤問題の発覚後に実施された政府基幹統計に関する一斉調査では、問題のある統計の多いことが明らかにされた。しかも、多数の官庁が関係していたことがわかった。国内だけでなく海外からの信頼も揺らぎかねない事態になっている。 毎勤問題の不適切調査が発覚したあとに、全省庁で基幹統計の調査実態を調べたところ、56統計のうち23統計の調査に不適切な問題があることが明らかになった。これも外部の第三者による調査でなく内部調査の結果だから、今後さらに増える可能性もある。...  厚生労働省の毎月勤労統計(毎勤)の不適切調査の発覚から政府の基幹統計の正確性に対して内外から疑念が高まっている。政府統計は正しいとの先入観があり、一時話題になった中国統計の粉飾のようものは、日本では考えられないことだと言われてきた。それだけ日本の政府統計には海外からも高い信頼を得てきた。 だが、毎勤問題の発覚後に実施された政府基幹統計に関する一斉調査では、問題のある統計の多いことが明らかにされた。しかも、多数の官庁が関係していたことがわかった。国内だけでなく海外からの信頼も揺らぎかねない事態になっている。 毎勤問題の不適切調査が発覚したあとに、全省庁で基幹統計の調査実態を調べたところ、56統計のうち23統計の調査に不適切な問題があることが明らかになった。これも外部の第三者による調査でなく内部調査の結果だから、今後さらに増える可能性もある。実際

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