医薬経済オンライン

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「大化け」するかマルホ/コーセー連合

典型的オーナー企業体質が「障壁」に

2019年2月15日号

「物は言いよう、そして使いよう」 この成句が見事に当てはまる国内製薬企業のひとつが、マルホではなかろうか。前身のマルホ商店の創業が1915年なので、すでに1世紀を超える歴史を刻む会社だ。ところが未上場なうえに、M&Aやリストラといった衆目を集める派手な経営とは一切無縁ときている。さまざまな意味で、創業家が幾代にもわたって司る、ふた昔前の道修町の“薬屋さん”という典型を残している。 一方でマルホは、自らを「ブティック・カンパニー」と名乗るとともに、65年前に発売した血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」の製品価値を最大限引き出すことに、営々と努めてきたというユニークな顔も併せ持っている。ブティックとは製薬業界では余り耳にしないフランス語だが、「特殊なセンスと個性で統一された小売店」(ブリタニカ国際大辞典)という意味とのこと。グローバル・ニッチなど... 「物は言いよう、そして使いよう」 この成句が見事に当てはまる国内製薬企業のひとつが、マルホではなかろうか。前身のマルホ商店の創業が1915年なので、すでに1世紀を超える歴史を刻む会社だ。ところが未上場なうえに、M&Aやリストラといった衆目を集める派手な経営とは一切無縁ときている。さまざまな意味で、創業家が幾代にもわたって司る、ふた昔前の道修町の“薬屋さん”という典型を残している。 一方でマルホは、自らを「ブティック・カンパニー」と名乗るとともに、65年前に発売した血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」の製品価値を最大限引き出すことに、営々と努めてきたというユニークな顔も併せ持っている。ブティックとは製薬業界では余り耳にしないフランス語だが、「特殊なセンスと個性で統一された小売店」(ブリタニカ国際大辞典)という意味とのこと。グローバル・ニッチなどとい

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