変革期迎えた中国医薬品業界
革新的な新薬、次々と承認
第22回 環境整いつつある高額薬剤治療の機会
シード・プランニング 沈友敏
2019年2月15日号
日本貿易振興機構が実施した「17年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」(有効回答企業3195社)によると、今後の中国でのビジネス展開について聞いたところ、全体の48.3%が「既存ビジネスの拡充、新規ビジネスを検討する」と答えた。その理由として、72.9%が「市場規模や成長性」を挙げた。「医薬品」業種に限ると、92.2%だった。 日本の製薬企業にとって、中国が魅力的な市場であることに変わりはない。 今回は、中国初の国産抗PD1抗体の発売や昨年に承認された日系企業の新薬について取り上げてみたい。 国家薬品監督管理局(NMPA)は18年12月17日、上海君実生物医薬科技有限公司の根治切除不能な悪性黒色腫の治療薬「拓益」(一般名=トリパリマブ)を承認した。同剤は初の国産抗PD1抗体。革新的な新薬で、世界で注目を集めている。 また、国内企業の信達生物...
日本貿易振興機構が実施した「17年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」(有効回答企業3195社)によると、今後の中国でのビジネス展開について聞いたところ、全体の48.3%が「既存ビジネスの拡充、新規ビジネスを検討する」と答えた。その理由として、72.9%が「市場規模や成長性」を挙げた。「医薬品」業種に限ると、92.2%だった。 日本の製薬企業にとって、中国が魅力的な市場であることに変わりはない。 今回は、中国初の国産抗PD1抗体の発売や昨年に承認された日系企業の新薬について取り上げてみたい。 国家薬品監督管理局(NMPA)は18年12月17日、上海君実生物医薬科技有限公司の根治切除不能な悪性黒色腫の治療薬「拓益」(一般名=トリパリマブ)を承認した。同剤は初の国産抗PD1抗体。革新的な新薬で、世界で注目を集めている。 また、国内企業の信達生物製
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