眺望 医薬街道
がん患者の生活実態を大規模調査
近藤正觀
2019年2月15日号
国立がん研究センターは1月21日、がん患者の医療や社会生活の実態に関する全国調査を行うと発表した。15年に続く2回目の調査となる。今後の日本のがん対策の評価と方向性の検討に資するため、がん患者が体験している実態を把握するための全国調査だ。 調査は家族を含め約2万2000人を計画し、がん治療と仕事の両立支援、ピアサポート支援(患者・経験者やその家族が仲間として体験を共有し、共に考えることで患者や家族らを支援する)のための課題を炙り出す。 厚生労働省によると、16年に新たにがんと診断された患者数は延べで99万人を超えた。16年に施行されたがん登録推進法に基づく初の集計結果である。部位別では大腸がんが約16万人、胃がんが約13万人、肺がんが約13万人の順となった。がんセンターの予測では、18年の罹患患者は100万人を超える。さらにがんでの死亡は約38万人と試算...
国立がん研究センターは1月21日、がん患者の医療や社会生活の実態に関する全国調査を行うと発表した。15年に続く2回目の調査となる。今後の日本のがん対策の評価と方向性の検討に資するため、がん患者が体験している実態を把握するための全国調査だ。 調査は家族を含め約2万2000人を計画し、がん治療と仕事の両立支援、ピアサポート支援(患者・経験者やその家族が仲間として体験を共有し、共に考えることで患者や家族らを支援する)のための課題を炙り出す。 厚生労働省によると、16年に新たにがんと診断された患者数は延べで99万人を超えた。16年に施行されたがん登録推進法に基づく初の集計結果である。部位別では大腸がんが約16万人、胃がんが約13万人、肺がんが約13万人の順となった。がんセンターの予測では、18年の罹患患者は100万人を超える。さらにがんでの死亡は約38万人と試算、死
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