医薬経済オンライン

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新薬価「告示」時期より気になる問題

“お預け”のまま消費税改定答申

2019年3月1日号

「まさか答申の段階になっても、いつなのか、示されないとは……」 中央社会保険医療協議会を欠かさず傍聴する内資製薬大手の関係者は驚きの声を上げる。医薬品業界は、このところずっと「時期」の問題に悩まされ続けている。  中医協は2月13日の総会で、19年10月の消費税率10%への引き上げに伴う診療報酬・薬価改定について、根本匠厚生労働相に答申した。田辺国昭会長(東京大学大学院教授)から答申書を受け取った大口善徳厚労副大臣(写真)は「答申に基づいて、(官報)告示や通知の整備を行って、10月からの施行に向けて万全を期したい」と語ったものの、告示時期に関して、厚労省は中医協で明示しなかった。  18年末までは、薬価の消費税改定自体の時期が定まらず、業界関係者をやきもきさせた。政府が水面下で、いわゆる「2段階案」を検討しているこ... 「まさか答申の段階になっても、いつなのか、示されないとは……」 中央社会保険医療協議会を欠かさず傍聴する内資製薬大手の関係者は驚きの声を上げる。医薬品業界は、このところずっと「時期」の問題に悩まされ続けている。  中医協は2月13日の総会で、19年10月の消費税率10%への引き上げに伴う診療報酬・薬価改定について、根本匠厚生労働相に答申した。田辺国昭会長(東京大学大学院教授)から答申書を受け取った大口善徳厚労副大臣(写真)は「答申に基づいて、(官報)告示や通知の整備を行って、10月からの施行に向けて万全を期したい」と語ったものの、告示時期に関して、厚労省は中医協で明示しなかった。  18年末までは、薬価の消費税改定自体の時期が定まらず、業界関係者をやきもきさせた。政府が水面下で、いわゆる「2段階案」を検討していること

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