医薬経済オンライン

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IQVIA5年データから見える「薬価新時代」

評価に値する「画期的新薬」の変遷

2019年3月1日号

「画期的新薬」に値する新薬とは、どんな医薬品なのか――薬価制度でこれを報いるべき新薬について、そろそろ定性的な評価が必要な時期かもしれない。定量的な評価のひとつとして、少なくとも画期的新薬の売上げ動向は変化を表し始めている。IQVIAソリューションズジャパンが例年まとめている、1〜12月通年の国内医薬品売上高トップ10位に入った製品を見ると、必ずしも既存類似品や後発品では治療ニーズを満たせない新薬ばかりではない、ということに気づかされる。 表に14年から18年まで過去5年間のそれぞれのトップ10製品の売上げ(薬価ベース)と伸び率をまとめた。ここで考察したいのは、画期的新薬に与えられる「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の位置づけ、有り体に言えばその妥当性である。 まず目につくのは、「アバスチン」(18年2位)と「レミケード」(同7位)の安定した売上げ... 「画期的新薬」に値する新薬とは、どんな医薬品なのか――薬価制度でこれを報いるべき新薬について、そろそろ定性的な評価が必要な時期かもしれない。定量的な評価のひとつとして、少なくとも画期的新薬の売上げ動向は変化を表し始めている。IQVIAソリューションズジャパンが例年まとめている、1〜12月通年の国内医薬品売上高トップ10位に入った製品を見ると、必ずしも既存類似品や後発品では治療ニーズを満たせない新薬ばかりではない、ということに気づかされる。 表に14年から18年まで過去5年間のそれぞれのトップ10製品の売上げ(薬価ベース)と伸び率をまとめた。ここで考察したいのは、画期的新薬に与えられる「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の位置づけ、有り体に言えばその妥当性である。 まず目につくのは、「アバスチン」(18年2位)と「レミケード」(同7位)の安定した売上げ推移

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