医薬経済オンライン

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間違いだらけのHTA

英NICEのCAR−T評価「CDF推奨」で決着

第44回

東京大学大学院薬学系研究科 五十嵐中

2019年3月1日号

 CAR–T(キメラT細胞受容体療法)の英国NICEの判断をこれまでに紹介してきた。CAR–Tは画期性ゆえか、NICEだけでなくNHS(国民保健サービス)が直接ニュースリリースを出しており、情報が得にくい面もあった。成人の「イエスカルタ」はNICEが「非推奨」の仮決定(ACD)を出した直後にNHSが給付合意のリリースを出した。小児の「キムリア」は、NICEが仮決定すら公表していない状況で、同様にNHSが給付合意を公表した。 欧州の他の機関に先駆け、画期的なCAR–Tの給付を開始したことを手前味噌気味に称賛するNHSに対し、後に出たNICEの最終決定文書(FAD)は全般的に慎重なトーンで対照的でもある。 18年9月のACDで推奨を見送られていた成人のキムリアに対してNICEは19年2月の最終決定で、抗がん剤基金(CDF)での給付を認めた。現段階で...  CAR–T(キメラT細胞受容体療法)の英国NICEの判断をこれまでに紹介してきた。CAR–Tは画期性ゆえか、NICEだけでなくNHS(国民保健サービス)が直接ニュースリリースを出しており、情報が得にくい面もあった。成人の「イエスカルタ」はNICEが「非推奨」の仮決定(ACD)を出した直後にNHSが給付合意のリリースを出した。小児の「キムリア」は、NICEが仮決定すら公表していない状況で、同様にNHSが給付合意を公表した。 欧州の他の機関に先駆け、画期的なCAR–Tの給付を開始したことを手前味噌気味に称賛するNHSに対し、後に出たNICEの最終決定文書(FAD)は全般的に慎重なトーンで対照的でもある。 18年9月のACDで推奨を見送られていた成人のキムリアに対してNICEは19年2月の最終決定で、抗がん剤基金(CDF)での給付を認めた。現段階で承

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