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Interview

ユナイテッド・イミュニティ代表取締役CEO 原田直純

2019年3月1日号

がん免疫療法、効く患者を見極める がん免疫に注力する新たな創薬ベンチャーが17年11月に立ち上がった。三重大学発の「ユナイテッド・イミュニティ」。「オプジーボ」などの免疫チェックポイント阻害剤を効きやすくする併用薬の開発を進めている。現在、免疫チェックポイント阻害剤は、単剤だと患者の7~8割は効かない。どうしたら効く患者を増やせるのだろうか。原田直純CEOに聞いた。――ずっとがん免疫の研究をされていたのでしょうか。原田 スタートは違う。学生最後の研究テーマはがん遺伝子。その後、三菱化学に入社し、がんの研究チームに入った。90年代後半は、ちょうど抗がん剤の潮目が変わり始めたとき。製薬企業にゲノム創薬が広まり、分子標的薬の研究が中心になった。私ものめり込み、がん遺伝子の研究をやっていこうと思っていた。――がん免疫に転向したのは。原田 だんだんと分子標... がん免疫療法、効く患者を見極める がん免疫に注力する新たな創薬ベンチャーが17年11月に立ち上がった。三重大学発の「ユナイテッド・イミュニティ」。「オプジーボ」などの免疫チェックポイント阻害剤を効きやすくする併用薬の開発を進めている。現在、免疫チェックポイント阻害剤は、単剤だと患者の7~8割は効かない。どうしたら効く患者を増やせるのだろうか。原田直純CEOに聞いた。――ずっとがん免疫の研究をされていたのでしょうか。原田 スタートは違う。学生最後の研究テーマはがん遺伝子。その後、三菱化学に入社し、がんの研究チームに入った。90年代後半は、ちょうど抗がん剤の潮目が変わり始めたとき。製薬企業にゲノム創薬が広まり、分子標的薬の研究が中心になった。私ものめり込み、がん遺伝子の研究をやっていこうと思っていた。――がん免疫に転向したのは。原田 だんだんと分子標的薬

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