医薬経済オンライン

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Start Up × Health Care〜未来への投資 

なぜスタートアップに目を向けるのか?

第1回

株式会社デジタルガレージDG Lab 橋本遥

2019年3月1日号

 18年は国内大手製薬企業が次々にオープンイノベーション推進に乗り出した年だった。背景には新薬が生まれにくくなっていること、治療から予防へのニーズの変化、収益低下による経営のコンパクト化の必要性があるからだ。この状況のなか、自前主義ではなく社外との共創を求めることは必然と言える。数年前からオープンイノベーションに取り組む企業もあるが、従来行ってきた大学シーズとの共同研究/開発や買収による自社事業の拡大だけではなく、自社への導入目的にとどまらない中長期目線でのコラボレーションを目的とした大学やスタートアップのシーズを育成事業という意味で、多くの製薬企業が18年を境に本腰を入れ始めた。デジタルガレージもバイオテク・ヘルスケア特化型のスタートアップ支援プログラム「Open Network Lab BioHealth」を18年に始動し、製薬企業を中心とした22社/組織のパートナ...  18年は国内大手製薬企業が次々にオープンイノベーション推進に乗り出した年だった。背景には新薬が生まれにくくなっていること、治療から予防へのニーズの変化、収益低下による経営のコンパクト化の必要性があるからだ。この状況のなか、自前主義ではなく社外との共創を求めることは必然と言える。数年前からオープンイノベーションに取り組む企業もあるが、従来行ってきた大学シーズとの共同研究/開発や買収による自社事業の拡大だけではなく、自社への導入目的にとどまらない中長期目線でのコラボレーションを目的とした大学やスタートアップのシーズを育成事業という意味で、多くの製薬企業が18年を境に本腰を入れ始めた。デジタルガレージもバイオテク・ヘルスケア特化型のスタートアップ支援プログラム「Open Network Lab BioHealth」を18年に始動し、製薬企業を中心とした22社/組織のパートナーと

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