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オンザスクリュー

「統計の日」告知でも混迷が深まる

2019年3月1日号

 政府統計をめぐる混乱が、一向に収まる気配がない。一連の不正問題では、政府が重要と謳う統計の4割に何らかの問題が指摘された。統計の要である総務省でも2月1日に、「小売物価統計」に不適切な処理が判明した。ところがその日に、総務省が「統計の日」(10月18日)に向けて、国民に統計の重要性を知らせる標語を募集するという告知を始め、SNSなどで発信したことから、さらに混乱に拍車をかける事態になっている。 厚生労働省の「毎月勤労統計」のずさんな調査が発覚して始まった一連の不正問題は、国会の論戦のひとつになった。2月14日の衆院予算委員会では、野党議員が標語を募集した総務省の対応を厳しく批判した。募集開始と「小売物価統計」の不正処理の発覚が同じ日となり、「危機管理対応がお粗末」と非難。同省の公式ツイッターの標語募集には、統計不正を揶揄する標語が多数寄せら...  政府統計をめぐる混乱が、一向に収まる気配がない。一連の不正問題では、政府が重要と謳う統計の4割に何らかの問題が指摘された。統計の要である総務省でも2月1日に、「小売物価統計」に不適切な処理が判明した。ところがその日に、総務省が「統計の日」(10月18日)に向けて、国民に統計の重要性を知らせる標語を募集するという告知を始め、SNSなどで発信したことから、さらに混乱に拍車をかける事態になっている。 厚生労働省の「毎月勤労統計」のずさんな調査が発覚して始まった一連の不正問題は、国会の論戦のひとつになった。2月14日の衆院予算委員会では、野党議員が標語を募集した総務省の対応を厳しく批判した。募集開始と「小売物価統計」の不正処理の発覚が同じ日となり、「危機管理対応がお粗末」と非難。同省の公式ツイッターの標語募集には、統計不正を揶揄する標語が多数寄せられて

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