OBSERVER
日本薬剤師連盟副会長・本田顕子
2019年3月15日号
薬剤師が制度面の伝え手に――政治を志すキッカケは。 本田 もともとは、地域のための産業政策に興味がありました。ただ、薬剤師を6年制にする法改正の過程に父(良一氏)の秘書として関わったとき、薬剤師のいろんなことが国会で決まる過程を見ました。決まったことを進めるだけでなく、制度を変えるためにも政治家の発言権も大事だと思い、薬剤師として国政に関わりたいと考えるようになりました。――当時の印象的な出来事は。 本田 6年制化を検討した党内の勉強会での、有識者の先生の言葉が忘れられなくて。「薬局にわざわざ行く必要性や医薬分業の意識が国民に根付かないと、医療の先進国にはなれない」と言うんです。目から鱗が落ちた思いがしました。結局、6年制化はすべての議員が賛成して法改正に至りました。学生のときは、国会が法をつくる場所だと思っていましたが、法を変えることもできるん...
薬剤師が制度面の伝え手に――政治を志すキッカケは。 本田 もともとは、地域のための産業政策に興味がありました。ただ、薬剤師を6年制にする法改正の過程に父(良一氏)の秘書として関わったとき、薬剤師のいろんなことが国会で決まる過程を見ました。決まったことを進めるだけでなく、制度を変えるためにも政治家の発言権も大事だと思い、薬剤師として国政に関わりたいと考えるようになりました。――当時の印象的な出来事は。 本田 6年制化を検討した党内の勉強会での、有識者の先生の言葉が忘れられなくて。「薬局にわざわざ行く必要性や医薬分業の意識が国民に根付かないと、医療の先進国にはなれない」と言うんです。目から鱗が落ちた思いがしました。結局、6年制化はすべての議員が賛成して法改正に至りました。学生のときは、国会が法をつくる場所だと思っていましたが、法を変えることもできるんだ
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