医薬経済オンライン

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製薬企業の経営診断

成長への戦略が欲しい

―わかもと製薬、長期横ばいが続く―

2019年3月15日号

 わかもと製薬の売上高は長期にわたって売上高が横ばいだ。成長はしないが落ちこぼれもしないという経営が長期に続いている珍しい企業である。直近の売上高は18年3月期で109億円だった。売上高を初めて100億円台に乗せたのは83年3月で、100億300万円だった。それから35年間で売上高が110億円を超えたのは16年3月期の111億8300万円の1度だけである。  100億円を割り込んだのは、93年3月期96億1300万円、94年3月期99億3300万円、99年3月期99億3400万円、00年3月期99億9600万円、02年3月期97億3200万円、10年3月期97億7600万円、11年3月期96億6900万円、12年3月期94億8200万円、13年3月期99億2700万円と、35年間で9回である。最低は12年3月期の95億円弱と90億円台半ばが下限となってきた。  35年間のうち25年は100億円台で推移してきたわけであり、これを安定的と評価することも...  わかもと製薬の売上高は長期にわたって売上高が横ばいだ。成長はしないが落ちこぼれもしないという経営が長期に続いている珍しい企業である。直近の売上高は18年3月期で109億円だった。売上高を初めて100億円台に乗せたのは83年3月で、100億300万円だった。それから35年間で売上高が110億円を超えたのは16年3月期の111億8300万円の1度だけである。  100億円を割り込んだのは、93年3月期96億1300万円、94年3月期99億3300万円、99年3月期99億3400万円、00年3月期99億9600万円、02年3月期97億3200万円、10年3月期97億7600万円、11年3月期96億6900万円、12年3月期94億8200万円、13年3月期99億2700万円と、35年間で9回である。最低は12年3月期の95億円弱と90億円台半ばが下限となってきた。  35年間のうち25年は100億円台で推移してきたわけであり、これを安定的と評価することも可

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