医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

製薬企業は何で成長をめざすのか

第144回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2019年3月15日号

 1月3日にブリストル・マイヤーズスクイブが発表したセルジーンの買収に、株主からの反対が強まっている。3月6日にはBMSが株主向けの手紙を公表し、「買収は株主にとって強力な価値創造の機会」であり、成長のために不可欠であることを訴えた。中止する場合はセルジーンに22億ドルの違約金を支払う必要があり、買収が行われる可能性は80%以上だろうとの見方が強い。  すでに大手の18年決算の発表は済んだので、この買収が完了した場合の18年の医薬品メーカーランキングをまとめた(表1)。  武田薬品は1〜12月の医療用医薬品にシャイアーを加えて310.3億ドルで10位にランクインした一方、グラクソ・スミスクラインは年平均でのポンド高や「トリーメク」「テビケイ」を含む抗HIV薬の拡大、米国で発売した帯状疱疹予防ワクチンが一挙に10億ドルを超えたことから3...  1月3日にブリストル・マイヤーズスクイブが発表したセルジーンの買収に、株主からの反対が強まっている。3月6日にはBMSが株主向けの手紙を公表し、「買収は株主にとって強力な価値創造の機会」であり、成長のために不可欠であることを訴えた。中止する場合はセルジーンに22億ドルの違約金を支払う必要があり、買収が行われる可能性は80%以上だろうとの見方が強い。  すでに大手の18年決算の発表は済んだので、この買収が完了した場合の18年の医薬品メーカーランキングをまとめた(表1)。  武田薬品は1〜12月の医療用医薬品にシャイアーを加えて310.3億ドルで10位にランクインした一方、グラクソ・スミスクラインは年平均でのポンド高や「トリーメク」「テビケイ」を含む抗HIV薬の拡大、米国で発売した帯状疱疹予防ワクチンが一挙に10億ドルを超えたことから3億

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