製薬業界と平成の30年
後発品が「市民権」を得た時代
新元号で風向きに変化の兆しも
2019年4月1日号
「後発品は低価格の医薬品供給を通じて国民負担の軽減に資するであろう。また医薬品市場の競争を促進し、医薬品価格の抑制に寄与するというメリットを有している」
厚生省薬務局長(当時)の私的懇談会「21世紀の医薬品のあり方に関する懇談会」は93(平成5)年の最終報告でそう記した。だが、その後も10年近くは後発品にとって「冬の時代」が続いた。
ようやく本格的な後発品使用促進の風が吹いたのは、02年度診療報酬改定時だ。後発品を含む場合、医療機関の処方箋料に2点が上乗せされ、薬局にも後発品調剤に伴う2点の加算が設けられた。
後発品専業大手の沢井製薬は02年当時、こんな文章を盛り込んだ広告を雑誌掲載していた。
「欧米では市場の約半分がジェネリック医薬品」
「患者さんのお薬代は平均すればおよそ半額になります...
「後発品は低価格の医薬品供給を通じて国民負担の軽減に資するであろう。また医薬品市場の競争を促進し、医薬品価格の抑制に寄与するというメリットを有している」
厚生省薬務局長(当時)の私的懇談会「21世紀の医薬品のあり方に関する懇談会」は93(平成5)年の最終報告でそう記した。だが、その後も10年近くは後発品にとって「冬の時代」が続いた。
ようやく本格的な後発品使用促進の風が吹いたのは、02年度診療報酬改定時だ。後発品を含む場合、医療機関の処方箋料に2点が上乗せされ、薬局にも後発品調剤に伴う2点の加算が設けられた。
後発品専業大手の沢井製薬は02年当時、こんな文章を盛り込んだ広告を雑誌掲載していた。
「欧米では市場の約半分がジェネリック医薬品」
「患者さんのお薬代は平均すればおよそ半額になります(当
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