医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

個別化医療につながる素地をつくる③

第21回 先進国との比較編(1)

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ

2019年4月1日号

 古くから付き合いのある人にはよく知られているが、私自身は非常に内向的な性格である。そのため、初対面の人に会うときにはかなり無理をして振舞っている。もちろん、その付き合いが続いていくと徐々に慣れてくる。そういう点で考えていくと、私は外国人、とくに米国や欧州の人たちに対して、非常にポジティブに振舞ってくることができた。 ただ、本当につらいのは、やたらテンションが高い人に会うときだ。恐らく日本のアカデミアにいる者に共通する国際的感覚だと言ってもいいだろう。そんな人たちの前向きすぎるテンションに引きつつも、流暢な英語を話せるわけでもないのに、なぜか大学でも国際活動を担ってしまっている。つらい原因は、語学の問題よりも、外国の研究者とのテンションのズレである。そして自己主張の強さに、その場の和を重んじる身としては結構、疲弊するのである。無論それは...  古くから付き合いのある人にはよく知られているが、私自身は非常に内向的な性格である。そのため、初対面の人に会うときにはかなり無理をして振舞っている。もちろん、その付き合いが続いていくと徐々に慣れてくる。そういう点で考えていくと、私は外国人、とくに米国や欧州の人たちに対して、非常にポジティブに振舞ってくることができた。 ただ、本当につらいのは、やたらテンションが高い人に会うときだ。恐らく日本のアカデミアにいる者に共通する国際的感覚だと言ってもいいだろう。そんな人たちの前向きすぎるテンションに引きつつも、流暢な英語を話せるわけでもないのに、なぜか大学でも国際活動を担ってしまっている。つらい原因は、語学の問題よりも、外国の研究者とのテンションのズレである。そして自己主張の強さに、その場の和を重んじる身としては結構、疲弊するのである。無論それは自分

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