眺望 医薬街道
本省が本腰を入れない後発品使用
近藤正觀
2019年4月1日号
厚生労働省は3月18日、18年9月診療分の保険者別の後発品使用割合を初めて公表した。政府は20年9月までに後発品の使用割合を80%以上とする目標を掲げているが、今回公表された18年9月診療分の全国平均は72.5%だった。 保険者は「国民健康保険」「国民健康保険組合」「健康保険組合」「全国健康保険協会」(協会けんぽ)「船員保険」「共済組合」「後期高齢者医療広域連合」の7つに分かれている。協会けんぽは73.8%、船員保険は75.8%となり、いずれも平均以上となった。5つの保険者については全国版がなく、細かな個々の保険者別の記載だ。 例えば市町村国保に関して都道府県別に目を向ければ、平均以上は32、平均以下は15だった。上位3県は沖縄84.1%(渡名喜村は93.4%)、岩手80.4%、鹿児島80.2%であり、下位3県は徳島62.5%、奈良66.8%、和歌山68.2%だった。四国4県は平均以下で総じて低い...
厚生労働省は3月18日、18年9月診療分の保険者別の後発品使用割合を初めて公表した。政府は20年9月までに後発品の使用割合を80%以上とする目標を掲げているが、今回公表された18年9月診療分の全国平均は72.5%だった。 保険者は「国民健康保険」「国民健康保険組合」「健康保険組合」「全国健康保険協会」(協会けんぽ)「船員保険」「共済組合」「後期高齢者医療広域連合」の7つに分かれている。協会けんぽは73.8%、船員保険は75.8%となり、いずれも平均以上となった。5つの保険者については全国版がなく、細かな個々の保険者別の記載だ。 例えば市町村国保に関して都道府県別に目を向ければ、平均以上は32、平均以下は15だった。上位3県は沖縄84.1%(渡名喜村は93.4%)、岩手80.4%、鹿児島80.2%であり、下位3県は徳島62.5%、奈良66.8%、和歌山68.2%だった。四国4県は平均以下で総じて低い。
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