救急医療体制を「救う」医師の挑戦
当直医が断らない仕組みづくりと質の確保
2019年4月1日号
それは4年前のことだ。
「日本一の救急医療を見たい」
研修医だった田真茂氏は医療の未来への期待に胸を膨らませ、聖路加国際病院(東京・中央区)の3次救急の場に足を踏み入れた。
救急医療の質向上に取り組む田医師
しかし、そこで見た風景は愕然としたものだった。死んだ魚のような目をした先輩の医師たち。皆、救急医療に疲れ切っていた。
「『つらい、やめたい』とばかり言っていました」
田氏はそう述懐した。
なぜか。田氏は診療報酬を含む医療制度に重い問題があったことに気付いた。
救急病院は1次、2次、3次の3類型がある。2次は手術室、入院設備がある施設が患者を受け持ち、3次は生命に危機が迫っている重篤患者を受け入れる。
救急病院は全国に約27...
それは4年前のことだ。
「日本一の救急医療を見たい」
研修医だった田真茂氏は医療の未来への期待に胸を膨らませ、聖路加国際病院(東京・中央区)の3次救急の場に足を踏み入れた。
救急医療の質向上に取り組む田医師
しかし、そこで見た風景は愕然としたものだった。死んだ魚のような目をした先輩の医師たち。皆、救急医療に疲れ切っていた。
「『つらい、やめたい』とばかり言っていました」
田氏はそう述懐した。
なぜか。田氏は診療報酬を含む医療制度に重い問題があったことに気付いた。
救急病院は1次、2次、3次の3類型がある。2次は手術室、入院設備がある施設が患者を受け持ち、3次は生命に危機が迫っている重篤患者を受け入れる。
救急病院は全国に約2700
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