医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

「患者中心」に変化する米国医薬品卸

第145回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2019年4月15日号

 世界的に医薬品業界が変革の時期を迎えている。スタチンや降圧剤などの慢性疾患薬が中心だった時代は終わってスペシャリティ医薬品の時代となっており、現在は細胞療法や遺伝子療法薬など新しいスペシャリティ医薬品の「津波」がやってきている。医薬品卸にも新しい変化への対応が求められており、ここではマッケソンの事例を紹介する。  米国及び世界最大の医薬品卸で創業186年を迎えるマッケソンは3月期決算だ。新年度が始まるこの4月1日、本社をサンフランシスコからテキサス州アービング市のラス・コリーナズへ移し、社長兼COOだったブライアン・タイラー氏が昇格してCEOに就任した。ラス・コリーナズの新本社には、薬局やがんクリニックなどのショールームまである。  マッケソンの独立薬局(3店舗以下の個人薬局)フランチャイズチェーンであるヘルスマートは4800店以...  世界的に医薬品業界が変革の時期を迎えている。スタチンや降圧剤などの慢性疾患薬が中心だった時代は終わってスペシャリティ医薬品の時代となっており、現在は細胞療法や遺伝子療法薬など新しいスペシャリティ医薬品の「津波」がやってきている。医薬品卸にも新しい変化への対応が求められており、ここではマッケソンの事例を紹介する。  米国及び世界最大の医薬品卸で創業186年を迎えるマッケソンは3月期決算だ。新年度が始まるこの4月1日、本社をサンフランシスコからテキサス州アービング市のラス・コリーナズへ移し、社長兼COOだったブライアン・タイラー氏が昇格してCEOに就任した。ラス・コリーナズの新本社には、薬局やがんクリニックなどのショールームまである。  マッケソンの独立薬局(3店舗以下の個人薬局)フランチャイズチェーンであるヘルスマートは4800店以上

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