医薬経済オンライン

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制度の実験台にされ続けるオプジーボ

費用対効果評価「検証」でまた価格改定

2019年4月15日号

 【問題1】ノーベル賞を受賞した本庶佑氏(京都大学特別教授)の研究成果を基に創製された小野薬品のがん免疫薬は何でしょう?  【問題2】「高額薬剤」と名指しで批判され、何度も薬価を引き下げられただけでなく、「費用対効果評価制度」創設でも“実験台”となった薬は何でしょう?  【問題1】は、世間一般に出題しても、かなり高い正解率になるだろう。【問題2】について、製薬業界の関係者は「オプジーボ」と即答するはずだ。しかし、一般の人は「どちらも答えはオプジーボ」と聞いて、きっと驚くに違いない。なぜノーベル賞受賞の画期的な薬が批判を浴び、憂き目に遭うのか。  図のとおり、14年9月の収載以来、「右肩下がり」が続くオプジーボの薬価が、また7月頃に改められることになった。これは費用対効果評価の試行的導入について、18年度に再度検証した...  【問題1】ノーベル賞を受賞した本庶佑氏(京都大学特別教授)の研究成果を基に創製された小野薬品のがん免疫薬は何でしょう?  【問題2】「高額薬剤」と名指しで批判され、何度も薬価を引き下げられただけでなく、「費用対効果評価制度」創設でも“実験台”となった薬は何でしょう?  【問題1】は、世間一般に出題しても、かなり高い正解率になるだろう。【問題2】について、製薬業界の関係者は「オプジーボ」と即答するはずだ。しかし、一般の人は「どちらも答えはオプジーボ」と聞いて、きっと驚くに違いない。なぜノーベル賞受賞の画期的な薬が批判を浴び、憂き目に遭うのか。  図のとおり、14年9月の収載以来、「右肩下がり」が続くオプジーボの薬価が、また7月頃に改められることになった。これは費用対効果評価の試行的導入について、18年度に再度検証した結

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