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鳥集徹の口に苦い話 〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

多剤服用生むガイドライン 「病人を診る」精神に立ち返れ

第84回

鳥集徹

2019年4月15日号

 『週刊文春』(19年3月28日号)に「減らせる薬」という記事を書いた。何度も取り上げてきたが、ポリファーマシー(多剤服用)の問題をテーマとしたものだ。 その取材のなかで、確かにそのとおりだと思ったのが、『薬のやめどき』などの著書がある長尾クリニック(兵庫県尼崎市)院長・長尾和宏医師の指摘だ。過剰なポリファーマシーが起こる要因のひとつとして、長尾医師は「診療ガイドライン」の問題をあげた。 周知のように、各学会が作成する診療ガイドラインは、疾患別につくられている。それを守ろうとすると、どうしても薬を2種類、3種類以上も処方しなくてはならなくなる。だが、高齢者では複数の持病を抱えているのが普通だ。そのため、診療ガイドラインどおりに薬を出すと、必然的に薬の飲み過ぎになると言うのだ。 とくに各学会の専門医は、診療ガイドラインを厳守しようとする。 そのた...  『週刊文春』(19年3月28日号)に「減らせる薬」という記事を書いた。何度も取り上げてきたが、ポリファーマシー(多剤服用)の問題をテーマとしたものだ。 その取材のなかで、確かにそのとおりだと思ったのが、『薬のやめどき』などの著書がある長尾クリニック(兵庫県尼崎市)院長・長尾和宏医師の指摘だ。過剰なポリファーマシーが起こる要因のひとつとして、長尾医師は「診療ガイドライン」の問題をあげた。 周知のように、各学会が作成する診療ガイドラインは、疾患別につくられている。それを守ろうとすると、どうしても薬を2種類、3種類以上も処方しなくてはならなくなる。だが、高齢者では複数の持病を抱えているのが普通だ。そのため、診療ガイドラインどおりに薬を出すと、必然的に薬の飲み過ぎになると言うのだ。 とくに各学会の専門医は、診療ガイドラインを厳守しようとする。 そのため

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