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interview

中外製薬CEO 小坂達朗

2019年4月15日号

日本企業としてのバランス――02年当初描いていた、ロシュとの提携効果と、これまでの評価について。小坂 業績も拡大し、期待以上の成果が上がっている。イノベーションとシナジー、パフォーマンス、それからトラスト、これが上手く回っている。 ロシュは約1兆円を研究開発に使っているが、その果実が日本に関しては中外に入ってくる。ロシュは、非常に非中央集権主義的なアプローチで経営していて、研究に関しては、それぞれの会社の研究チームにすべて任せ、互いに干渉しない。基本的な考え方としては創薬から前期臨床開発までは中外がやる。POCがとれた段階で、ロシュに出していく。グローバル第Ⅲ相は、中外の規模では何品目もできるものではない。ロシュの大きなエンジンを使うことでスピードを上げて、グローバルで承認を取っていく。 販売基盤も、すべてのコンプライアンスに適合するかたちでイン... 日本企業としてのバランス――02年当初描いていた、ロシュとの提携効果と、これまでの評価について。小坂 業績も拡大し、期待以上の成果が上がっている。イノベーションとシナジー、パフォーマンス、それからトラスト、これが上手く回っている。 ロシュは約1兆円を研究開発に使っているが、その果実が日本に関しては中外に入ってくる。ロシュは、非常に非中央集権主義的なアプローチで経営していて、研究に関しては、それぞれの会社の研究チームにすべて任せ、互いに干渉しない。基本的な考え方としては創薬から前期臨床開発までは中外がやる。POCがとれた段階で、ロシュに出していく。グローバル第Ⅲ相は、中外の規模では何品目もできるものではない。ロシュの大きなエンジンを使うことでスピードを上げて、グローバルで承認を取っていく。 販売基盤も、すべてのコンプライアンスに適合するかたちでインフラ

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