医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

医薬品の量的購買とは

第24回 果たして企業の利益になるのか

シード・プランニング 沈友敏

2019年4月15日号

 中国医薬品市場で18年から「4+7」というキーワードが流行っている。驚いたことに、日系製薬企業担当者は皆知っている。「4」は北京、天津、上海、重慶を、「7」は瀋陽、大連、アモイ、広州、深圳、成都、西安を指す。つまり、4つの直轄市+7つの行政都市のことを表している。  今回は、新たな医薬品入札制度について考えてみたい。  中国政府は18年11月14日、「国家が主導する医薬品の集中調達の試行案」を公表、「4+7量的購買」(量的購買)という新しい入札方式を、11都市で試験的に実施することを決定した。量的購買による医薬品の集中調達となるのは、先発品及び生物学的同等性試験(BE試験)を通過した後発品で、漢方製剤や生物学的製剤を除く。  具体的に、まず11都市の公立病院が購入を希望する医薬品それぞれで、全病院の数量を合計した総数を提示す...  中国医薬品市場で18年から「4+7」というキーワードが流行っている。驚いたことに、日系製薬企業担当者は皆知っている。「4」は北京、天津、上海、重慶を、「7」は瀋陽、大連、アモイ、広州、深圳、成都、西安を指す。つまり、4つの直轄市+7つの行政都市のことを表している。  今回は、新たな医薬品入札制度について考えてみたい。  中国政府は18年11月14日、「国家が主導する医薬品の集中調達の試行案」を公表、「4+7量的購買」(量的購買)という新しい入札方式を、11都市で試験的に実施することを決定した。量的購買による医薬品の集中調達となるのは、先発品及び生物学的同等性試験(BE試験)を通過した後発品で、漢方製剤や生物学的製剤を除く。  具体的に、まず11都市の公立病院が購入を希望する医薬品それぞれで、全病院の数量を合計した総数を提示する

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