独自の事業モデルに「強み」 | 医薬経済オンライン

製薬企業の経営診断

独自の事業モデルに「強み」

―ダイト、製造設備への資源集中で成果―

2019年4月15日号

　ダイトの事業は、原薬から製剤までの生産体制をベースに、高品質の製品・商品を製薬企業に販売する独自のビジネスモデルを特色とする。そして、ぶれることなく、この事業を続けている。　原薬事業では、主として後発品の原薬を製造販売しているが、新薬企業から受託した原薬も製造している。製剤事業は経口固形剤の製造に特化している。原薬・製剤両部門とも、自社グループで製造して品質保証をしている製品と他社からの仕入れ品で構成している。　原薬製品は自社製剤部門と他の製薬企業に、原薬商品は主に他の製薬企業に販売している。製剤製品は自社品と製造受託品に分かれるが、自社品は他の製薬企業に販売を委託している。現在はアステラス製薬、エーザイ、第一三共など国内製薬企業のほとんどを顧客化している。　18年5月期実績で事業別の売上高構成比は... 　ダイトの事業は、原薬から製剤までの生産体制をベースに、高品質の製品・商品を製薬企業に販売する独自のビジネスモデルを特色とする。そして、ぶれることなく、この事業を続けている。　原薬事業では、主として後発品の原薬を製造販売しているが、新薬企業から受託した原薬も製造している。製剤事業は経口固形剤の製造に特化している。原薬・製剤両部門とも、自社グループで製造して品質保証をしている製品と他社からの仕入れ品で構成している。　原薬製品は自社製剤部門と他の製薬企業に、原薬商品は主に他の製薬企業に販売している。製剤製品は自社品と製造受託品に分かれるが、自社品は他の製薬企業に販売を委託している。現在はアステラス製薬、エーザイ、第一三共など国内製薬企業のほとんどを顧客化している。　18年5月期実績で事業別の売上高構成比は原薬

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