医薬経済オンライン

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Start Up×Health Care 〜未来への投資

オープン・イノベーションの今後の潮流

株式会社デジタルガレージDG Lab 豊原稔

2019年4月15日号

 近年、「オープン・イノベーション」という言葉をよく耳にするようになりました。日本の製薬会社でもすでに多くの取り組みが行われていますので、すっかり定着した感もありますが、実際の現場では掛け声と実態が伴っていないことも少なくないようです。「オープン・イノベーション」という言葉を初めて提唱したのはカリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ教授であり、03年に出版した著書『Open I-nnovation: The New Imperative for Creating And Profiting from Technology』のタイトルに用いられたことから広く知られるようになったとのことです。 著書ではオープン・イノベーションを次のように定義しています。「オープン・イノベーションとは、内部のイノベーションを加速するため、及びイノベーションを外部活用する市場を拡大するため、それぞれの目的に沿って知識の流入と流...  近年、「オープン・イノベーション」という言葉をよく耳にするようになりました。日本の製薬会社でもすでに多くの取り組みが行われていますので、すっかり定着した感もありますが、実際の現場では掛け声と実態が伴っていないことも少なくないようです。「オープン・イノベーション」という言葉を初めて提唱したのはカリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ教授であり、03年に出版した著書『Open I-nnovation: The New Imperative for Creating And Profiting from Technology』のタイトルに用いられたことから広く知られるようになったとのことです。 著書ではオープン・イノベーションを次のように定義しています。「オープン・イノベーションとは、内部のイノベーションを加速するため、及びイノベーションを外部活用する市場を拡大するため、それぞれの目的に沿って知識の流入と流出

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