医薬経済オンライン

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賛否両論

エパデール第1類移行議論

生活習慣病〝アレルギー〟に処方箋

2019年5月1日号

「生活習慣病スイッチが全部ダメだというのは暴論だ」 中性脂肪異常改善薬「エパデールT」(大正製薬)について、要指導医薬品から第1類OTC薬への移行が決まった。議論のなかで、改めて浮き彫りになったのは日本医師会の生活習慣病スイッチ〝アレルギー〟。相当重症だ。 そもそも、エパデールスイッチは医師会が「目の敵」にしてきた。初の大型生活習慣病スイッチという点から、開業医の多くが難色を示し、日医は承認時から猛反対のスタンスを取る。このため、厚生労働省は全会一致による採決といった審議会の「慣例」をひっくり返し、多数決の「原則」に従って、スイッチ化を決めた経緯がある。 今回の議論でも日医代表は、製造販売後調査3000例すべてを厚労省が「直接目視」せずに「確認」したことなどを問題視した。さらに「広義の解釈」で承認拒否事由を突き付け、エパデールの医療用へのスイッチ... 「生活習慣病スイッチが全部ダメだというのは暴論だ」 中性脂肪異常改善薬「エパデールT」(大正製薬)について、要指導医薬品から第1類OTC薬への移行が決まった。議論のなかで、改めて浮き彫りになったのは日本医師会の生活習慣病スイッチ〝アレルギー〟。相当重症だ。 そもそも、エパデールスイッチは医師会が「目の敵」にしてきた。初の大型生活習慣病スイッチという点から、開業医の多くが難色を示し、日医は承認時から猛反対のスタンスを取る。このため、厚生労働省は全会一致による採決といった審議会の「慣例」をひっくり返し、多数決の「原則」に従って、スイッチ化を決めた経緯がある。 今回の議論でも日医代表は、製造販売後調査3000例すべてを厚労省が「直接目視」せずに「確認」したことなどを問題視した。さらに「広義の解釈」で承認拒否事由を突き付け、エパデールの医療用へのスイッチバ

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