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2019年5月1日号

膀胱がんで初の標的療法が登場 ジョンソン&ジョンソンの子会社ヤンセンの「バルバーサ」(エルダフィチニブ)が、成人の局所進行性か転移性尿路上皮がんの治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)から承認を受けた。バルバーサは1日1回経口投与用のFGFRキナーゼ阻害剤。尿路上皮がんは腎盂、尿管、膀胱、尿道の尿路に発症するがんで、膀胱に最も多く発生し再発が多いことが知られている。バルバーサは標的療法と呼ばれる治療薬のひとつで、FGFR2かFGFR3変異を有する患者に使用する。標的療法は特定の遺伝子バイオマーカーを狙うもので、膀胱がんへの適応は今回が初めてとなる。 バルバーサはFGFRを阻害する医薬品としても初の承認薬となった。FGFR変異は転移性尿路上皮がんの約20%程度に見られる。FGFR2とFGFR3変異を阻害するようデザインされている。 バルバーサは第Ⅱ相試験が良好だったことから、米... 膀胱がんで初の標的療法が登場 ジョンソン&ジョンソンの子会社ヤンセンの「バルバーサ」(エルダフィチニブ)が、成人の局所進行性か転移性尿路上皮がんの治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)から承認を受けた。バルバーサは1日1回経口投与用のFGFRキナーゼ阻害剤。尿路上皮がんは腎盂、尿管、膀胱、尿道の尿路に発症するがんで、膀胱に最も多く発生し再発が多いことが知られている。バルバーサは標的療法と呼ばれる治療薬のひとつで、FGFR2かFGFR3変異を有する患者に使用する。標的療法は特定の遺伝子バイオマーカーを狙うもので、膀胱がんへの適応は今回が初めてとなる。 バルバーサはFGFRを阻害する医薬品としても初の承認薬となった。FGFR変異は転移性尿路上皮がんの約20%程度に見られる。FGFR2とFGFR3変異を阻害するようデザインされている。 バルバーサは第Ⅱ相試験が良好だったことから、米国で

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