OBSERVER
日本透析医会名誉会長・山﨑親雄
2019年5月1日号
医師免許をかけて説得したのか――東京の福生病院で人工透析から離脱した患者と非導入患者が死亡した事実が3月に明るみになりました。専門医として、どのように見ていますか。山﨑 日本透析医学会と腎不全看護学会が福生病院に調査に入ったと聞いている。内部的な事情はわからないが、きっかけはシャント(透析用の血管の出入り口)ができないから、断念したということだった。(福生病院の医師は)血管外科医だったのでシャント形成には慣れていると思うのだが。私にとって、シャントができずに人工透析を断念する行為は、完全に負けと思っている。透析医療では、シャントをつくるときから、あるいは最初に患者を診察したときから、患者が亡くなるまでの間を踏まえてシャントをつくっていくことを考える必要がある。私は内科医だが、一時期、血管に20くらいのシャントをつくったことがある。その経験から...
医師免許をかけて説得したのか――東京の福生病院で人工透析から離脱した患者と非導入患者が死亡した事実が3月に明るみになりました。専門医として、どのように見ていますか。山﨑 日本透析医学会と腎不全看護学会が福生病院に調査に入ったと聞いている。内部的な事情はわからないが、きっかけはシャント(透析用の血管の出入り口)ができないから、断念したということだった。(福生病院の医師は)血管外科医だったのでシャント形成には慣れていると思うのだが。私にとって、シャントができずに人工透析を断念する行為は、完全に負けと思っている。透析医療では、シャントをつくるときから、あるいは最初に患者を診察したときから、患者が亡くなるまでの間を踏まえてシャントをつくっていくことを考える必要がある。私は内科医だが、一時期、血管に20くらいのシャントをつくったことがある。その経験から照ら
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