医薬経済オンライン

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それで誰が「安定供給」を担うのか

抗菌薬で欠品続発、「G1品」も増産対応の皮肉

2019年5月15日号

 人類を感染症から守り、寿命延伸に貢献してきた抗菌薬の供給問題が続発している。これは、意味のある偶然の一致「シンクロニシティ」なのか、単なる偶然なのか。  直近では3月、日医工のセフェム系抗生物質「セファゾリンナトリウム」について、海外から原薬が調達できず、全国的に欠品することが表面化。同社のセファゾリンは供給量が多い「キードラッグ」であるがゆえに、雪崩式に他社製品もたちまち「出荷調整」に陥り、医療現場では代替薬確保に追われるなど、ひとつの製品の躓きで、蜂の巣を突いたような騒ぎとなった。 欠品問題を起こしたセファゾリン   人類を感染症から守り、寿命延伸に貢献してきた抗菌薬の供給問題が続発している。これは、意味のある偶然の一致「シンクロニシティ」なのか、単なる偶然なのか。  直近では3月、日医工のセフェム系抗生物質「セファゾリンナトリウム」について、海外から原薬が調達できず、全国的に欠品することが表面化。同社のセファゾリンは供給量が多い「キードラッグ」であるがゆえに、雪崩式に他社製品もたちまち「出荷調整」に陥り、医療現場では代替薬確保に追われるなど、ひとつの製品の躓きで、蜂の巣を突いたような騒ぎとなった。 欠品問題を起こしたセファゾリン 

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