塩野義「ロジカル経営」の課題
ロイヤリティ以外の収益をいかに伸ばすか
(株)薬新 井高恭彦
2019年5月15日号
塩野義製薬の代表取締役社長に手代木功氏が就任して10年が過ぎた。08年4月就任だから正確に言えば19年4月で丸11年経ったことになる。その間、進めてきた経営戦略、判断が功を奏し、売上高及び各利益項目は順調に推移、ここ数年、メディアやアナリストの評価も極めて高い。
塩野義製薬の手代功木社長
筆者も本誌15年8月15日号で「塩野義の『手代木マジック』」と題して、同氏の鮮やかな交渉と、その成功事例を紹介したことがある。
紹介した事例は大きく2つ。
ひとつは稼ぎ頭だった高脂血症治療薬「クレストール」の特許切れを前に海外事業権の譲渡先である英国アストラゼネカ(AZ)に「額は下げていいから特許切れ(米国16年、日本17年)以降23年までロイヤリティの支払いを続けて欲しい」と持ちかけ、13年12月に成功したこと。
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塩野義製薬の代表取締役社長に手代木功氏が就任して10年が過ぎた。08年4月就任だから正確に言えば19年4月で丸11年経ったことになる。その間、進めてきた経営戦略、判断が功を奏し、売上高及び各利益項目は順調に推移、ここ数年、メディアやアナリストの評価も極めて高い。
塩野義製薬の手代功木社長
筆者も本誌15年8月15日号で「塩野義の『手代木マジック』」と題して、同氏の鮮やかな交渉と、その成功事例を紹介したことがある。
紹介した事例は大きく2つ。
ひとつは稼ぎ頭だった高脂血症治療薬「クレストール」の特許切れを前に海外事業権の譲渡先である英国アストラゼネカ(AZ)に「額は下げていいから特許切れ(米国16年、日本17年)以降23年までロイヤリティの支払いを続けて欲しい」と持ちかけ、13年12月に成功したこと。
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