平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜
日本は一刻も早く世界を知るべき
第76回
愛知医科大学 非常勤講師 照井資規
2019年5月15日号
日本は、警察官と自衛官から「選手」を選抜し、ヨルダンの郊外ににある特殊作戦訓練センター「KASOTC」(カソテック)で毎年春に開かれる国際特殊部隊戦技競技会「JAWC」に参加させ、世界の実力を早急に学ぶべきだ。陸上自衛隊は毎年5月、オーストラリア陸軍が主催し、環太平洋諸国の陸軍が主に戦闘射撃技術を競う競技会「AASAM」(アッサム)には出場している。だが、AASAMは豪軍が自国の防衛に影響を及ぼす軍隊の情報を収集する面が大きい。射撃競技会の形式を取りながら、参加各国が持ち寄る火器の性能の記録と分析に熱心だ。筆者は陸上自衛官時代の14年に研究員として参加したが、英軍、仏軍は太平洋の英領、仏領の駐留軍で一部予備役が、米軍は予備役が出場していた。予備役との射撃競技会での勝敗に一喜一憂している場合ではない。また、陸上自衛官が得意とする小口径手動式の狙撃銃はほとんど使...
日本は、警察官と自衛官から「選手」を選抜し、ヨルダンの郊外ににある特殊作戦訓練センター「KASOTC」(カソテック)で毎年春に開かれる国際特殊部隊戦技競技会「JAWC」に参加させ、世界の実力を早急に学ぶべきだ。陸上自衛隊は毎年5月、オーストラリア陸軍が主催し、環太平洋諸国の陸軍が主に戦闘射撃技術を競う競技会「AASAM」(アッサム)には出場している。だが、AASAMは豪軍が自国の防衛に影響を及ぼす軍隊の情報を収集する面が大きい。射撃競技会の形式を取りながら、参加各国が持ち寄る火器の性能の記録と分析に熱心だ。筆者は陸上自衛官時代の14年に研究員として参加したが、英軍、仏軍は太平洋の英領、仏領の駐留軍で一部予備役が、米軍は予備役が出場していた。予備役との射撃競技会での勝敗に一喜一憂している場合ではない。また、陸上自衛官が得意とする小口径手動式の狙撃銃はほとんど使用さ
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