医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

製薬企業は「本業」以外にどんなことができるか

第69回 ビッグデータ時代のMRの活かし方

ジョージメイソン大学大学院(バージニア州) パブリックヘルス専攻  堀 玲子

2019年5月15日号

 製薬企業に新薬の開発や販売以外の業務は可能なのだろうか。チャンスはたくさんある。過去にほかの産業から医薬品やその周辺業務に参入してきた例は多く存在する。思いもかけない企業や業態がヘルスケア産業に進出しているのだから、その逆も可能ではないか。 例えば、現在がん治療している人の就労支援や、保険会社では考えつかないタイプのがん保険などはどうだろうか。抗がん剤を販売している製薬企業であれば、治療過程を思い浮かべてがん患者の多くをサポートできる活動があるのではないか。とくに若い患者やその家族など、これからがんを抱えて生きて行かなければならない世代には必要なものが治療以外に山ほどある。 患者会のサポートも大事だが、患者会自身の活動も寄付をお願いするだけではなくなっており、もう次の時代に入っている。自分たちでその運営を担っていく自立した力強さも必要...  製薬企業に新薬の開発や販売以外の業務は可能なのだろうか。チャンスはたくさんある。過去にほかの産業から医薬品やその周辺業務に参入してきた例は多く存在する。思いもかけない企業や業態がヘルスケア産業に進出しているのだから、その逆も可能ではないか。 例えば、現在がん治療している人の就労支援や、保険会社では考えつかないタイプのがん保険などはどうだろうか。抗がん剤を販売している製薬企業であれば、治療過程を思い浮かべてがん患者の多くをサポートできる活動があるのではないか。とくに若い患者やその家族など、これからがんを抱えて生きて行かなければならない世代には必要なものが治療以外に山ほどある。 患者会のサポートも大事だが、患者会自身の活動も寄付をお願いするだけではなくなっており、もう次の時代に入っている。自分たちでその運営を担っていく自立した力強さも必要な時

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence