医薬経済オンライン

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伊那生まれ「3Dプリンター肝臓」の再現度

医師の腕磨きだけでなく、ダヴィンチの操作練習にも

2019年6月1日号

 3Dプリンター(積層造形)を活用してつくられた「肝臓モデル」が4月に発売された。3Dの設計会社であるスワニーと「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品工業に、大手3Dプリンター・メーカーのストラタシス・ジャパンと同社の3Dプリンター販売を手掛ける丸紅情報システムズ(MSYS)の4社が協力して、3Dプリント樹脂型「デジタルモールド」とゲル素材で製作した肝臓モデルだ。 触れるとヌルヌルしている   今までも医療向けに3Dプリンターでつくられた肝臓や心臓、腎臓などの内臓モデルがあるが、どれも樹脂製のために硬く、実物とは感触が違う。ところが、4社が造形した肝臓モデルは主だった血管が見えるうえ、適度に水分を含んだ感触があり、メスを入れることができる「実物そっくり」の出来栄えなのである。  血管が集中する肝臓は、がん組織の切除手術は...  3Dプリンター(積層造形)を活用してつくられた「肝臓モデル」が4月に発売された。3Dの設計会社であるスワニーと「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品工業に、大手3Dプリンター・メーカーのストラタシス・ジャパンと同社の3Dプリンター販売を手掛ける丸紅情報システムズ(MSYS)の4社が協力して、3Dプリント樹脂型「デジタルモールド」とゲル素材で製作した肝臓モデルだ。 触れるとヌルヌルしている   今までも医療向けに3Dプリンターでつくられた肝臓や心臓、腎臓などの内臓モデルがあるが、どれも樹脂製のために硬く、実物とは感触が違う。ところが、4社が造形した肝臓モデルは主だった血管が見えるうえ、適度に水分を含んだ感触があり、メスを入れることができる「実物そっくり」の出来栄えなのである。  血管が集中する肝臓は、がん組織の切除手術はもち

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