眺望 医薬街道
医療分野のデータ利活用の促進を
近藤正觀
2019年6月1日号
5月10日、政府の規制改革推進会議は「医療分野におけるデータ利活用促進に関する意見」を示した。「人生100年時代」を生きるための健康寿命の進展には「国民の自律的な健康づくりを支えるデータ利活用はますます重要となると指摘。個人が自分の健康情報を利活用するための環境整備や、利活用のための「標準規格」の設置が是非とも必要になるとしている。医療情報は個人情報だが、日本では各地に独自規格のシステムが林立し、患者が転居などするとその情報を引き継ぐことが困難だ。個人情報の扱いに関するインフラが整備されていない。 個人情報の取り扱いが病院などの経営主体が違えば主体ごとに異なる。また、診療情報の開示手続き・費用も統一されていないため、患者は自らの医療情報の収集や活用ができない状況がある。例えば、個人の健診データ取得はさまざまな法律に基づき縦割りでこれらを関連...
5月10日、政府の規制改革推進会議は「医療分野におけるデータ利活用促進に関する意見」を示した。「人生100年時代」を生きるための健康寿命の進展には「国民の自律的な健康づくりを支えるデータ利活用はますます重要となると指摘。個人が自分の健康情報を利活用するための環境整備や、利活用のための「標準規格」の設置が是非とも必要になるとしている。医療情報は個人情報だが、日本では各地に独自規格のシステムが林立し、患者が転居などするとその情報を引き継ぐことが困難だ。個人情報の扱いに関するインフラが整備されていない。 個人情報の取り扱いが病院などの経営主体が違えば主体ごとに異なる。また、診療情報の開示手続き・費用も統一されていないため、患者は自らの医療情報の収集や活用ができない状況がある。例えば、個人の健診データ取得はさまざまな法律に基づき縦割りでこれらを関連付け
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