医薬経済オンライン

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IQVIAデータに見る市場動向

薬価改定の影響強く7割が減収

2019年6月1日号

 IQVIAがまとめた18年度医療用医薬品市場動向では、製造販売承認を保有する会社に売上げが計上される販促会社レベルの上位20社のうち70%の14社がマイナスという結果に終わった。 新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目の絞込みや長期収載品の徹底的な引き締め、市場拡大再算定で伸び盛りの新薬にブレーキをかけた薬価改定が大きく影響したことは言うまでもない。2ケタダウンの企業も3社あった。IQVIAは上位20社までしか示さないが、「それ以下も後発品企業以外は酷い」(中堅企業幹部)。日本市場では緩やかに拡大する新薬を複数持たなければ、数年にわたって増収が維持できない。 上位20社を見るとトップは8年連続でファイザーとなった。0.4%の微増だが、そもそも6社しか増収を記録していないので、踏ん張ったと見るべきだろう。原動力となったのは、ついに売上高1000億円の大台を突破した「...  IQVIAがまとめた18年度医療用医薬品市場動向では、製造販売承認を保有する会社に売上げが計上される販促会社レベルの上位20社のうち70%の14社がマイナスという結果に終わった。 新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目の絞込みや長期収載品の徹底的な引き締め、市場拡大再算定で伸び盛りの新薬にブレーキをかけた薬価改定が大きく影響したことは言うまでもない。2ケタダウンの企業も3社あった。IQVIAは上位20社までしか示さないが、「それ以下も後発品企業以外は酷い」(中堅企業幹部)。日本市場では緩やかに拡大する新薬を複数持たなければ、数年にわたって増収が維持できない。 上位20社を見るとトップは8年連続でファイザーとなった。0.4%の微増だが、そもそも6社しか増収を記録していないので、踏ん張ったと見るべきだろう。原動力となったのは、ついに売上高1000億円の大台を突破した「リ

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