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Patient Relations

一般社団法人 全国がん患者団体連合会

2019年6月1日号

IT社会で情報を隠すのは無理天野慎介理事長 内閣府の規制改革推進会議が、厚生労働省が定める「医薬品等適正広告基準」の一部緩和を検討している。広告基準の緩和を要望した全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は、製薬企業から患者への直接的な情報提供が過度に規制されていると指摘し、現状は患者にとってかえって不利益ではないかと問題提起する。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆――規制改革会議に広告基準の緩和を要望した背景について。天野 処方薬については、製薬企業による不適切なプロモーションが行われていたことがあり、ダイレクトな情報提供のリスクから患者を守ること自体は必要不可欠だと思っています。ただ、従来の考え方では実態にそぐわないものが出てきています。現在の規制は患者を取り巻く環境に合致していません。一方、科学的根拠に乏しい一部の免疫細胞療法などの情報はまったく野放し... IT社会で情報を隠すのは無理天野慎介理事長 内閣府の規制改革推進会議が、厚生労働省が定める「医薬品等適正広告基準」の一部緩和を検討している。広告基準の緩和を要望した全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は、製薬企業から患者への直接的な情報提供が過度に規制されていると指摘し、現状は患者にとってかえって不利益ではないかと問題提起する。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆――規制改革会議に広告基準の緩和を要望した背景について。天野 処方薬については、製薬企業による不適切なプロモーションが行われていたことがあり、ダイレクトな情報提供のリスクから患者を守ること自体は必要不可欠だと思っています。ただ、従来の考え方では実態にそぐわないものが出てきています。現在の規制は患者を取り巻く環境に合致していません。一方、科学的根拠に乏しい一部の免疫細胞療法などの情報はまったく野放しとい

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