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米国臨床腫瘍学会、各社が最新データを報告
2019年6月15日号
米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、5月31日〜6月4日にシカゴで年次総会を開いた。世界中の研究者が集うなかで、各社は新薬研究の成果を披露した。
米マクロジェニクスは開発中の「マルゲツキシマブ」と化学療法を併用した試験結果を発表した。HER2を発現する転移性乳がん患者を対象に、スイス・ロシュの「ハーセプチン」と化学療法の併用療法と比較、マルゲツキシマブ投与群では疾患の進行リスクと死亡リスクが▲24%となった。ハーセプチン、「パージェタ」、「カドサイラ」などによる治療にもかかわらず、転移性HER2陽性乳がんが進行したケースへの標準療法は、必ずしも明確に定まっていない。多くはハーセプチンが使用されているが奏効率が低いため、常に新たな選択肢が望まれている。
SOPHIAと命名された第Ⅲ相試験でマクロジェニクスは、マルゲツキシマブと化学療法、ハーセ...
米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、5月31日〜6月4日にシカゴで年次総会を開いた。世界中の研究者が集うなかで、各社は新薬研究の成果を披露した。
米マクロジェニクスは開発中の「マルゲツキシマブ」と化学療法を併用した試験結果を発表した。HER2を発現する転移性乳がん患者を対象に、スイス・ロシュの「ハーセプチン」と化学療法の併用療法と比較、マルゲツキシマブ投与群では疾患の進行リスクと死亡リスクが▲24%となった。ハーセプチン、「パージェタ」、「カドサイラ」などによる治療にもかかわらず、転移性HER2陽性乳がんが進行したケースへの標準療法は、必ずしも明確に定まっていない。多くはハーセプチンが使用されているが奏効率が低いため、常に新たな選択肢が望まれている。
SOPHIAと命名された第Ⅲ相試験でマクロジェニクスは、マルゲツキシマブと化学療法、ハーセプ
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