医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

世界経済悪化の可能性高まる

―世界銀行予想は大幅下方修正―

2019年6月15日号

 世界銀行が6月4日、最新の世界経済見通しを発表した。米中貿易戦争激化の影響を踏まえて、従来の予測を大幅に下方修正した。米中貿易戦争は世界経済の最大のリスクであり、行方次第では大きく下振れする可能性があるとして、両国へ妥結に向けた協議を進めるよう求めていた。しかし、米中貿易戦争の影響が拡大の動きにあり、世界貿易や企業の投資の伸びが鈍化していること、解決には時間がかかる見通しにあることから、世界経済の下振れは避けられないとの見方となった。  最新の世界経済見通しは1月に発表した予想を改訂したものだが、世界経済の19年の成長率は2.6%、1月予想から▲0.3ポイントの修正となった。18年の3.0%から0.4ポイントの減速だ。19年の世界貿易量は1月予想の3.6%増から2.6%増に▲1.0ポイントの大幅引き下げだ。半導体関連など資本財の貿易や受注が急減速していること...  世界銀行が6月4日、最新の世界経済見通しを発表した。米中貿易戦争激化の影響を踏まえて、従来の予測を大幅に下方修正した。米中貿易戦争は世界経済の最大のリスクであり、行方次第では大きく下振れする可能性があるとして、両国へ妥結に向けた協議を進めるよう求めていた。しかし、米中貿易戦争の影響が拡大の動きにあり、世界貿易や企業の投資の伸びが鈍化していること、解決には時間がかかる見通しにあることから、世界経済の下振れは避けられないとの見方となった。  最新の世界経済見通しは1月に発表した予想を改訂したものだが、世界経済の19年の成長率は2.6%、1月予想から▲0.3ポイントの修正となった。18年の3.0%から0.4ポイントの減速だ。19年の世界貿易量は1月予想の3.6%増から2.6%増に▲1.0ポイントの大幅引き下げだ。半導体関連など資本財の貿易や受注が急減速していることを

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