製薬企業の経営診断
皮膚科学領域で強い基盤確立
―マルホ、非公開を生かす戦略推進―
2019年6月15日号
業界中堅では数少ない非公開企業だが、14年8月に初めて普通社債を発行し、有価証券取引法に基づき14年9月期決算から有価証券報告書を提出、経営状況を公開している。直近決算は18年9月期だが、19年9月期の第2四半期累計決算まで有価証券報告書を提出しており、この内容をベースに経営状況を検証したい。
マルホは皮膚科学領域に特化している典型的なスペシャリティファーマである。18年9月期実績で売上高は852億900万円だったが、医療用医薬品が99%を占めた。疾患別構成比は皮膚疾患が94%を占め、その他は6%に過ぎない。剤形別では皮膚疾患が主力のため軟膏・クリームなどの外用剤が80%を占めている。
現在の主力品は血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」、抗ヘルペスウイルス剤「ファムビル」「アメナリーフ」、乾癬治療注射剤「コセンティクス」、アトピー性皮膚炎治...
業界中堅では数少ない非公開企業だが、14年8月に初めて普通社債を発行し、有価証券取引法に基づき14年9月期決算から有価証券報告書を提出、経営状況を公開している。直近決算は18年9月期だが、19年9月期の第2四半期累計決算まで有価証券報告書を提出しており、この内容をベースに経営状況を検証したい。
マルホは皮膚科学領域に特化している典型的なスペシャリティファーマである。18年9月期実績で売上高は852億900万円だったが、医療用医薬品が99%を占めた。疾患別構成比は皮膚疾患が94%を占め、その他は6%に過ぎない。剤形別では皮膚疾患が主力のため軟膏・クリームなどの外用剤が80%を占めている。
現在の主力品は血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」、抗ヘルペスウイルス剤「ファムビル」「アメナリーフ」、乾癬治療注射剤「コセンティクス」、アトピー性皮膚炎治療
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