医薬経済オンライン

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営業本部長に聞く

ツムラ 医薬営業本部長 空田幸徳

2019年6月15日号

対面で情報提供できる経験豊富なMR像を追求――現在製薬企業を取り巻く環境は厳しさを増していますが、これについての認識を教えて下さい。空田 医療需要だけを考えるならば、高齢者が増加していく40年までは増えていくと考えます。ただ、医療用医薬品の国内市場で見れば、総市場は伸びていかないと考えます。当社の場合は医療用漢方製剤メーカーであり、西洋薬の企業と違い新薬は存在しません。そうしたなかでは今年10月の消費税増税に伴う薬価改定、20年の通常薬価改定、そして21年からは毎年薬価改定という状況は、我われとしては厳しいと考えています。 18年4月の薬価改定では生薬は基礎的医薬品の位置付けとなりました。しかし、生薬そのものの製造量は2.5%に過ぎず、製造量の95%が漢方・生薬製剤となり、医療に主に貢献しているのがこの部分です。ところが医療用漢方製剤の薬価が低下していくなか... 対面で情報提供できる経験豊富なMR像を追求――現在製薬企業を取り巻く環境は厳しさを増していますが、これについての認識を教えて下さい。空田 医療需要だけを考えるならば、高齢者が増加していく40年までは増えていくと考えます。ただ、医療用医薬品の国内市場で見れば、総市場は伸びていかないと考えます。当社の場合は医療用漢方製剤メーカーであり、西洋薬の企業と違い新薬は存在しません。そうしたなかでは今年10月の消費税増税に伴う薬価改定、20年の通常薬価改定、そして21年からは毎年薬価改定という状況は、我われとしては厳しいと考えています。 18年4月の薬価改定では生薬は基礎的医薬品の位置付けとなりました。しかし、生薬そのものの製造量は2.5%に過ぎず、製造量の95%が漢方・生薬製剤となり、医療に主に貢献しているのがこの部分です。ところが医療用漢方製剤の薬価が低下していくなかで

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