医薬経済オンライン

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羽生田氏「20万票割れ」の危機

“殿様選挙”に持ち込めない日医連

2019年7月1日号

「政治は(団体から政党が)多く票をもらったかで決まる。日医連(日本医師連盟)のパワーが問われる。他の医療関係団体も自民党名簿にいる団体も野党もライバルだ」  自民党医系議員の1人は、参院選・全国比例区をそう評する。日医連の組織内候補・羽生田俊氏(元日本医師会副会長)を医療系トップで当選させ、「医療界で最も票を出せるのは日医と示さないといけない」(医系議員)という意味だ。  日医連は07年、10年の参院選で2連敗を喫した。日医が横倉義武会長(日医連委員長)の体制に変わり、与党への発言力確保のため、3連敗はできない。そこで、13年参院選に際し、連敗ストッパーに指名されたのが、羽生田氏だった。  結果は24万9818票を獲得し、自民党名簿で6位に食い込んだものの、医療系では歯科(石井みどり氏)に次いで2位に甘んじた。これを踏ま... 「政治は(団体から政党が)多く票をもらったかで決まる。日医連(日本医師連盟)のパワーが問われる。他の医療関係団体も自民党名簿にいる団体も野党もライバルだ」  自民党医系議員の1人は、参院選・全国比例区をそう評する。日医連の組織内候補・羽生田俊氏(元日本医師会副会長)を医療系トップで当選させ、「医療界で最も票を出せるのは日医と示さないといけない」(医系議員)という意味だ。  日医連は07年、10年の参院選で2連敗を喫した。日医が横倉義武会長(日医連委員長)の体制に変わり、与党への発言力確保のため、3連敗はできない。そこで、13年参院選に際し、連敗ストッパーに指名されたのが、羽生田氏だった。  結果は24万9818票を獲得し、自民党名簿で6位に食い込んだものの、医療系では歯科(石井みどり氏)に次いで2位に甘んじた。これを踏まえ、

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